2/11(祭日)に、映画「KANO」を観て来ました。日本統治下の1931年、台湾代表として甲子園に出て準優勝した、嘉義農林学校(略称:かのう)野球部の実話を描いた台湾映画です。
個人的に台湾には(一度も訪問してませんが)強い思い入れがあります。亡き父は、終戦時に陸軍の兵士として台湾にいました。敗戦国の兵士と言う微妙な立場 ながら、台湾の人々が暖かく接したくれたおかげで、日本に帰国するまでの数ヶ月を穏やかに過ごせたそうです。約15万人いた日本兵のほぼ全員が無事に帰国 を果たせています。同時期に満州(現中国東北部)にいた日本兵の多くが、突然攻めて来たソ連兵によってシベリアに抑留されたのとは大違いです。この歴史的 事実をして、生前父は「日本人は台湾の人々への感謝の気持ちを忘れてはいけない」とよく言っておりました。
今日観た「KANO」には、日本の兵隊も登場し、父の若かりし姿を想像しました。