ダイハツ製の軽自動車 (ターボ)+ファルケン(住友ゴム) / シンセラ・SN832i
- 車種
- 平成20年製 ダイハツ製の軽自動車 (ターボ)
- 新規購入タイヤ
- ファルケン(住友ゴム) / シンセラ・SN832i 155/65R14 75S (タイ製)
- 交換前タイヤ
- ピレリ/チントゥラートP1・ヴェルデ 155/65R14 75T (トルコ製)
購入の動機
P1ヴェルデの使用期間が5年を過ぎ、サイドウォールのひび割れが気になり始めていた為。(溝の深さは十分でした)
選択理由
独逸ADACでの高評価。(でも、欧州販売品と国内販売品は異なる?)又、大手通販サイトで低価格で販売されていた為。(エナジー・セイバーと比べるとかなり安かった)
このタイヤの感想
まず、小さな凹凸や段差での当たりがソフトになりました。(ゴムが柔らかいのでしょうか?)峠道では、スキル音が少なくなり、グリップはピレリより高い印象です。
反面、路面の状況(ロードインフォメーション)がハンドルに伝わりにくくなり、安定感/安心感については、ピレリより良くない印象です。(横から突風が吹くとピレリよりハンドルを取られやすいです)だからと言って、直進安定性が悪いというわけではありません。
乗り心地については凹凸つけがたい点があります。当たりはゴツンといった角がとれソフトになりましたが、道路の状態によっては、ブワブワと跳ているような感覚が続き、納まりが悪く不快感な時があります。空気圧を可能な範囲で調整してみましたが、改善はしませんでした。(サイドウォールの?)構造上の問題なのでしょうか?タイヤの剛性が低いように感じがしています。
転がり抵抗はピレリより低く、良く転がる感じです。(エコを全面に売りにしているタイヤ程は良くありません。)
パターンノイズはピレリより静かです。ただ、荒い路面や整備が不十分なボロイ舗装道路ですと路面の音を拾いますが、不快感ではありません。(敏感な人にはうるさいと感じるかもしれません)
雨天時にあまり走れていないので、ウエット性能はあまり試せていませんが、ピレリと同等かそれ以上の性能かな…と思っています。
トータル的には真面目に作られたスタンダードなタイヤだと思います。又、価格が安めに設定されているので、日本メーカーのタイヤを安く買いたいという方には、買換候補にして良いタイヤだと思います。
ただ、欧州で販売されているタイヤと日本で販売されているタイヤでは細かい部分で違いがありそうです。日本で販売されているのはSN832iですが、ADACで高評価されたのはSN832 Ecorunです。ネットの画像で確認するとパターンが若干違うようですし、本サイズでは、SN832iが速度記号がSで、SN832 EcorunはTです。どうも同じSN832でも違うようです。
住友ゴムさんには、ファルケンブランドは、欧州テイストなタイヤだと自身をもって、(日本では)欧州仕様をそのまま販売して欲しいと思います。折角、ADAC等、欧州では好成績を収めているブランドなのですから。(日本には、他にダンロップもあるのですから)
個人的には、価格が少し高くても並行輸入で入手できるのであれば、SN832 Ecorunを試してみたいです。