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                           大満足のタイヤ交換  
                             
                            はじめまして。 
                            静岡は浜松の松井と申します。  
                             
                            11年余220000km弱をともにしたMB 190E2.3が何かと故障がちになり、今春ATがお亡くなりになったのをきっかけに手放しました。このクルマではコンチ(CHなんとかだったか?)、MXT、MXV-3A、Exaltoとミシュランを乗り継ぎ大変いい印象を持っておりました。 
                             
                             
                            古くは学生時代、HONDA CR-X(初期型1.5i)にピレリのP8を装着して標準の YOKOHAMA ASPECとのウェットグリップの差に驚いたものです。このページの趣旨とはズレますが、試乗した最近のメルセデスの低コスト化、ディラーのヤ○セの冷たい対応にうんざりしておりました。 
                             
                             
                            学生時代よりかみさんも含め7台を乗り継いでいてなじみのあったホンダの、かつ一昨年オペルヴィータの代替に購入したオデッセイ(RA6)のできの良さ(10年近くホンダ車からはなれていたのですが、ボディの剛性感、サスペンションセッティングなど眼からウロコの変わりよう)に感銘していたため、雑誌に「もう少しでメルセデスライド」との記事が載っており、発売時から何かと気になっていたアヴァンシア ヌーベルヴァーグの購入となりました。 
                             
                             
                            さて、本題のインプレッションです。 
                            新車購入直後より標準装着のADVAN A-460が、60km/h位までの低速域ではドタバタとした足回りの重さ、タイヤの存在を主張。 
                            120km/hを越えるような高速域になると逆に宙に浮いているように接地感がなくなります。車全体のなじみ、初期慣らしの時期を過ぎてもこの印象は変わりませんでした。むしろサスペンションの動きが徐々にしなやかになってくると逆にタイヤ特性が目立ってきてなんとも我慢なりません。 
                             
                             
                            片道約80km、高速道が約7割の通勤をしておりますが、常にタイヤの存在を気にしながらの運転になってしまいとても疲れる状態でした。決定的だったのはタイヤも皮がむけて「もう大丈夫でしょう」と思いはじめた頃の雨の日に、脇道から出てきた車がいたので少し強めにブレーキをかけたところいとも簡単にABSが作働。もう一寸でぶつかるところでした。(190+ミシュランのときはこんなことなかった) 
                             
                             
                            「もういやだ!」とネットで色々調べているうちに、貴社HPにたどりつきました。自身の経験も含め、「なるほど!」と肯けるアドバイスとインプレッションの数々、大変参考にしていただきました。 
                             
                             
                            これらを含めてなじみのタイヤ屋のおやじさんに相談したところ、彼のおすすめは(順番に) 
                            1)ミシュラン パイロットスポーツ 
                            2)ダンロップ SP9000 
                            3)ピレリ P-Zero Nero 
                            プライマシー、P7等も候補として、見積もりを出してもらいましたがあまり薦められませんでした。  
                             
                            車格に対して、タイヤはコンシューマ市場では世界最高峰、「だいじょうぶかな?」と思いながら、購入後約6500km、まだイボイボの残っているA-460を処分してパイロットスポーツを装着しました。(ちなみに外したタイヤを一寸触ったおやじさん、「滑るでしょ、このタイヤ。」と鋭い指摘。「だってゴム固すぎるもん。」とのこと。) 
                             
                             
                            購入後の印象 
                            1.すべてがしなやか 
                            段差のショックを含め、乗り心地は格段によくなりました。皆さんがおしゃるようにフワフワしない腰のある固さです。スポーツタイヤということで乗り心地の固さは一番心配していたのですが、全くの杞憂に終わりました。 
                             
                             
                            2.的確なステアリングインフォメーション 
                            「ベンツはコストがかかっているから別格」という言われ方をしますが、ホンダ+ミシュランでも遜色ない情報量になりました。タイヤが路面と会話している様子が手と腰にきちんと伝わります。 
                             
                             
                            3.雨の日の通勤が楽しい 
                            もともと車の運転は好きですが、やはり雨の日は格段に気を遣います。きちんと止まれることはすばらしいことです。 
                            A-460で誰かを跳ねたりしたら、、。減速したトレーラーに突っ込んだら、、きっと、そのタイヤを使いつづけたことを後悔したと思います。今なら変な言い訳しないで「自分のせいだ」と言えます。(今日、台風の雨の中、大型車に幅寄せされたがきっちり減速できました。) 
                             
                             
                            4.ステアリング特性の変化 
                            まず、低速域ではステアリングが軽くなりました。勿論情報量は増えた上でのことです。これは、レガシーでインプレッションをされた方と反対になりました。なぜなんでしょう?ミシュランさんに聞きたいな!また、中速コーナー(高速道路の流入路など)で加減速するとステアリングから変な段付きを感じていたものが消滅。パワステの設定、ポンプの容量のせいか、と思っていたのは、タイヤのせいだったようです。 
                             
                             
                            5.運転していて疲れない 
                            タイヤの存在を忘れて運転できます。中距離通勤が疲れなくなりました。(ベンツのころは当たり前だった。) 
                             
                             
                            6.家族から好評 
                            まず息子から「乗り心地がよくなった!」と言われました。かみさんも時々運転しますが、「よくなったねー。何がといわれるとうまく言えないけど、車が換わったみたい。」 
                             
                             
                            7.次に何を履くかが問題 
                            こんなに気持ちいいタイヤを知ってしまったら、次どーするの? SP9000など他の候補にしていたらどうなっていたか、興味あり。 
                             
                             
                            8.タイヤが勝つとは? 
                            よく話題にのぼる、「車、サス、ブレーキ等に対してタイヤが勝つ、負ける」とはどういう意味なのか?アヴァンシア程度(ホンダさん失礼)の車でもドリフトさせるような走りをしないなら、基本性能の高いタイヤを履く意味は十分あるのではないでしょうか。 
                             
                             
                            9.日本車(ホンダ車)の再評価 
                            納得のできるタイヤを履いて、車の再評価が可能となりました。うちの車で言えばサスペンションの伸び側をもう少し締ったものにすれば路面の大きなうねりなどへの追従性が改善されそうで、そうなれば190Eに遜色なしです。今後、高いお金を払ってドイツ物を買わなくてもよさそうです。(国産の方がエアコンもよく効きますし、、) 
                             
                             
                            長々と書きましたが、大満足のタイヤ交換になりました。貴重な情報、本当にありがとうございました。普段使用している車とタイヤのバランスで選択にお悩みの方、いいものはやっぱり良いです。車を変えるより桁違いのコストで使用中の車が生まれ変わりますよ! 
                             
                          
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