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2002.12.07
車種 スバル フォレスターS/tb(SF5C型)
新規購入タイヤ ヨコハマ dB EURO 215/60R16
交換前のタイヤ ヨコハマ ジオランダー215/60R16(新車購入時の純正)
購入動機 そろそろ3年たち、パンクなどもあった。
購入動機 乗り心地や静粛性、走りの性能を向上させたかった。
選択理由 新発売のタイヤで、上記性能が期待できそうなこと。ヨコハマには一定の信頼があったこと。
他の候補 ヨコハマ DNA dB、ミシュラン パイロット プライマシー(最後までこれにするか悩んだ)
購入金額 約72,000円(バルブ、工賃、廃タイヤ、チッソ充填、税込み)
購入場所 もちろん、村上タイヤ
満足度 かなり満足。
 
かなり満足

村上さま

10月24日にそちらでタイヤ交換をお願いした、小倉のS井です。その節はありがとうございました。 400キロほど走り、慣らしも終わったかと思われるので、ファーストインプレッションを送らせていただきます。

換えた直後の印象。スッと走り出す感じ。気のせいかな? いや、気のせいじゃない。その代わり「ん?(エンジン)ブ、ブレーキが効かない」つまり、早めの(フット)ブレーキが必要になった。しかしこれは、考えてみれば当たり前。「転がり抵抗」が少なくなっているのだ。その分、エンジンブレーキが効きにくくなっているのに違いない。

乗り心地は硬め。特に通常の道路。凸凹があるところなんか、それなりに突き上げが来る。僕は割と軟らかい感じが好きなので、ちょっと残念。チッソを入れてもらったけど、圧力は、四輪ともメーカー指定より高めにしたことも影響してるかも。まあしかし、まだ使い始めたばかり。評価を下すのは早い。

ノイズは、それほど小さい感じはしない。前のジオランダーがかなりアタリがついていたこともあって、割と静かになっていたから、あまり違いは分からなかった。「最初はこんなもんかな」と思った。

その後も忙しかったりして、いわゆるチョイ乗りで街中を走る程度。走行距離が伸びず、「慣らし」がなかなか終わらない。この期間、はっきり言って「タイヤ換えることもなかったかなあ、前のジオランダー、もうちょっと履いといても良かったかなあ」なんて、思い始めていた。

評価が一変したのは、交換してから130キロほど走って、初めて都市高(北九州都市高速道路)に乗せたとき。その日はあいにく、小降りの雨。高速デビューにしては、ちょっと荷が重いかなあ。ところが……。「うーん、フォレスターって、こんな静かなクルマだったのか」。マジでそう思った。時速100キロ程度だと、エンジン音がほとんどしない。というより、風切り音だとかに混じって聞こえなくなるのだろう。「じゃあ一体、いままで聞いてた音は何だったんだ?」

思うに、高速で飛ばして、メカニカルノイズ(エンジン音含む)だと感じていたものは、実はタイヤの発するロードノイズなんかが共鳴したりして、本来の音以上にうるさくなっていたんだろう。おまけに、濡れた路面の水をタイヤがはじくときの、「パシャ、パシャ」という音もほとんどしない。これはつまり、排水性の良さと、無駄な抵抗を発生させていないことを意味する。

直進安定性もコーナリングも、全く不安のないレベル。おまけに、高速の方が街中より断然、乗り心地がいい。「うーむ」

うれしくなって、帰り道は、まだ慣らしも終わってないというのに、ワインディングに持ち込んでしまった。雨は上がったものの、路面はまだ少し濡れている。大丈夫かな?

これも全く心配なかった。「以前より静かで、かつ確実に速い」の一言。前を走るクルマには、ほんの2、3コーナーで追い着くし(あおった訳ではありません。前のクルマの方ゴメンなさい)、バックミラーに見えてた後ろのクルマもやがて消えていった……。しまいには、前のクルマは道を譲ってくれた(アリガトウ!)。

この間、タイヤは一切鳴かない。もちろん、慣らしが終わっていないことを忘れた訳じゃない。はっきり言って、僕にとっての限界(と言っても大した腕じゃない……)ギリギリまで攻め込んではいないのに十分に速い。しかも、運転が面白い。「フォレスターって、こんなに楽しいクルマだったのか」、そう思った。

交換後260キロほど走ったところで、今度は小倉南区の平尾台に持ち込んだ。登り、下りのワインディングで、どんな挙動を見せるかを確かめるため。やっぱり、以前のジオランダーと比べ、コーナーでの踏ん張り、横剛性感の高さなど、はるかに良くなっている。鳴くそぶりも全く見せない。ブレーキもきっちり効く。助手席の同乗者は「ジェットコースターに乗ってるみたいで、おもしろーい!」だって。

もちろん、いいことばかりじゃない。慣らしもようやく終わったころなのに、街中の、それも比較的低速での乗り心地は相変わらず「硬い!」。道路の継ぎ目の段差を乗り越えるときには、結構な突き上げが来る。「もしかして以前のジオランダーより悪いんでは……」と思われるほど。

しかし最近では、当たりも少し軟らかくなってきた。同乗者からも、「最初のころと比べると、だいぶいいよね」との声。僕としては、走りの面も重視するので、これくらいの硬さは十分、我慢できる範囲内。

きっと、乗り心地重視の人は DNA dBにした方が良いのでは。その代わり、僕みたいな走り方は多分、出来ないと思う。おとなしく乗った方が無難。でもやっぱり、乗り心地も捨てがたいしなあ。圧力ちょっと下げた方がいいのかなあ……。

まあ結局、何を重視するかで変わってくる問題。したがって、ヨコハマで選ぶなら
@走り(曲がる、止まる含む)重視ならDNA dB EURO(静粛性はまあまあ)
A乗り心地重視ならDNA dB
ということになると思う。

僕としては今回のタイヤ交換は大変、満足のいくものでした。同じタイヤを他のお店で、いくらになるか一応見てみましたが、村上タイヤさんの方がはるかにお得。もちろん、いろいろとアドバイスしていただいた村上さんの人柄にも大変ひかれました。「物を買うときは人を見て買え」と言います。福岡まで行ったかいがありました。ありがとうございました。

今回は、慣らしを終え、ファーストインプレッションという形でした。もっと距離が伸びたときの評価は、またいずれ、させていただきます。
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