純正装着されていたミシュラン MXV3-A Pilot HX(VR規格)は自分の好みにあった非常によくできたタイヤでしたが、1.5万キロを超えた辺りからノイズが気になり交換する事としました。
次期タイヤ候補は、BS、ピレリ、ミシェラン、コンチネンタル等悩みましたが、過去の経験からハズレを引くことはないミシェランとしました。
MXMも考えましたが、プライマシーが比較的新型だった事もあり、結局は順当にミシェラン プライマシーを選択する事に!
プライマシとMXV3-A Pilot HXとの比較を簡単にまとめました。
・交換目的でもあったノイズ(音量)は全般的には低くなりました。
但し、あまり多くのものをタイヤに期待すると裏切られる事もよくわかりました。つまり期待した程に極端に静かになる事はありません。逆に舗装状態のいい路面ではMXV3-A
Pilot HXの方が静かな事も確認できました。
・グリップ、レスポンスは上がりました。
同じ操舵角でも数cmは確実に内側に入ります。また切り増した時の車の追従性も確実に良くなりました。限界値も上がっていると思われます。鋭すぎず鈍すぎる事もなく良い印象です。プライマシーの方がよりスポーティだと言えます。
・排水性は上がります。
雨天時の走行は、路面の水を切り裂く感覚がよく伝わります。最近のタイヤは凄いなぁと感じる一面です。
・直進性は良好です。
しかし車体が平らに走る感覚や150km/h以上の安定感、安心感ははMXV3-A Pilot HXの方が上でした。プライマシー単体で見ればかなり良質の部類に入ると思いますが、それ以上にMXV3-A
Pilot HXの出来がよかったのだと再認識しました。
・居住性も良好です。
但し、ここでもMXV3-A Pilot HXと比較すると、車全体に伝わるフィーリングは、MXV3-A
Pilot HXの方が上質に感じます。路面への当たり、振動を吸収する能力はプライマシーの方がマイルドで、排水性同様、最近のタイヤは良くできている(と思わせる技術が凄い)なあと感心する部分ですが、硬い=乗り心地が悪いという図式は必ずしもなり立ちません。
以上、素人なりの感想ですが、デジタルで表せる部分は、プライマシーはMXV3-A Pilot HXより確実に優れていると思います。しかし、数値に表れす事ができない感覚面(これが大事)は、
MXV3-A Pilot HXの方がより優れていたと思います。乗り方によっては、MXV3-A Pilot
HXはグリップが足りない、雨で滑るとの意見もあると思いますが、私の乗り方だと、磨耗時のノイズに少々目をつぶれば本当に名器(タイヤ)だったと思います。
MXV3-A Pilot HXばかりを持ち上げてしまいましたが、プライマシーもミシュラン製品らしい総合バランスのとれた非常にいいタイヤです。4000km乗りましたが、後悔はしていません。しかし次はミシェランにするかかどうか悩むところです、過去ほどには他メーカと比べ大きなアドバンテージはなくなったようにも感じます。
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