総合的な印象は「おとなのタイヤ」ってところ
こんにちは。以前FAQで取り上げていただいた福井のコ00です。更新されるのを今か今かと楽しみにしています(急かしてるわけじゃありません)。
うちのアルファ156の2シーズン使った「ミシュラン パイロット・プライマシー」(いいタイヤでした)がスリップサインが気になるくらいになったので次のタイヤをいろいろ物色していました。今回は資金的に苦しいこともありまして(笑)、いわゆる普及価格帯のタイヤを考えていました。
しかしあくまでも156の指定サイズにこだわった結果、「205/55R16」で荷重指数が「91」のタイヤというと国産メーカーは全滅(全部「89」)で、やはり海外ブランドに限定されてしまうのです。
まあそれ以前に国産メーカーのデザイン、コンセプト、ネーミング等の幼稚な感じがあまり好みじゃないのですが…(こう思うのは私だけでしょうか?)。せっかくこだわって外車に乗ってるんだから外から見えるタイヤにもこだわりを表現したいと思いまして(ただ日本のメーカーも海外で販売してるタイヤは国内用とはずいぶん印象が違うみたいですが…)。
それで今回も同じミシュランの「パイロット・プレセダ」を最有力に考えていたのですが、このタイヤ、アジア地域向けということでワールドワイドでないことが唯一引っかかる部分でした(なんとなく日本専用だったMXEやビラージュ等と同じ匂いを感じてしまったのです)。
そうこうするうちに某ネット・オークションサイトで格安の「ピレリP−ZERO NERO」を見つけまして、半ば衝動買いのように落札してしまいました(笑)。色々いわれていますオークションもののタイヤでしたが、うちに届いたものは4本とも2003年産のドイツ製でした。
率直にいってこの「NERO」、名前だけはスーパースポーツ御用達の「P−ZERO」ファミリーではありますがかなりコンフォートよりの性格だと思います。まあ、サイズも「P−ZERO」では一番分厚い(55%)ということも手伝っての印象だとは思いますが。
トレッドパターンで印象的なのは幅広で深々と刻まれている4本の縦溝です。かなりの排水性の良さを期待させます。実際、先日豪雨の中ツギハギ舗装の山道を走ることがあったのですが、安心して走ることができました。
継ぎ目もしなやかにこなす感じです。まだ経験はしてませんが雨の高速などでも期待できると思います。ドライ路面ではこれまでの「プライマシー」の新品の頃に似た印象です。私の乗り方ではグリップ力がどうのこうのとはとても評価できません(笑)が、タイヤの山が高い(?)今はまだ感触が軽すぎる感じがありますが、もう少し減ってくればまた印象が変わると思います。
もちろん現代のタイヤですからロードノイズの面でも全く問題ありません。レグノ、dBあたりが好みの人にはお薦めしませんけど(笑)。走行9万キロを目前にしている御老体の156には我ながらぴったりのチョイスだと思っています。
ミーハーですがサイドウォールに「P−ZERO ROSSO」みたいに赤いレタリングがあったらもっと嬉しかったのですが、「NERO」(黒)だから意味ないですね(笑)。
総合的な印象は「おとなのタイヤ」ってところですか。おとな(になりたい、見られたい?)な人、クルマにお勧めです。でもまともに買ってたらメチャクチャ値段の高いタイヤなんでしょうねー。
クルマもタイヤも日本製は品質、性能的には世界一だと思います。でも情感に訴える何かが物凄く足りない気がします。まあ古い考えなのかなとは思いますが、これから自動車が洗濯機や冷蔵庫にみたいにならないためには大切なことなのでは、と思います。
長くなって申し訳ございません。これからもお体に気をつけてがんばって下さい。
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