評価は「微妙」
いつも真剣に拝見させていただいております。ここ数年で4銘柄の交換を経験しましたので皆様のお役に立てればと思い投稿させて頂きます。
これまで@BSレグノGR7000、ASP9000、BBSレグノER55、CピレリP7の順に比較的頻繁に交換してきました(全て純正サイズの215/55/16)。以下順番に印象を記したいと思います。
まず@のBSレグノGR7000ですが、皆さんの感想どおり「すごく静か」だけど「急にふにゃふにゃ」。高速140Kmだともう気持ち悪かったので当時は順法ドライバーでした。山道なんか全然ダメで全く楽しいタイヤではありませんでした。どうにも我慢ができず磨耗時を体験する前にすぐ交換してしまいました。飛ばさない人には最高なんでしょうけど私にはちょっと・・。
レグノの反動でAのSP9000に交換した時はこれが同じ車かと思うほどの激変でした。印象としては「バネ下が重い」「ネバネバした感じ」「意外と静か」。グリップはねっとりした感じで申し分なく、カーブでのスピードが2、3割早くなったように記憶しています。ハンドルも重くなりました。タイヤ自体も重いのかドタドタした感じが常にあり乗り心地も多少悪化しましたが、高速では逆になんともいえないどっしり感が出て、ぬわわKmでも全然OKどころかサイコー。排水性も断然素晴らしく、「SP9000
とそれ以外」といった強い印象が残っています。静粛性についてもER55とそんなに変わらなかったです(いい路面ではER55が静か。磨耗時はSP9000の方が良い)。
20000Km弱で交換した理由は轍に敏感で街中では疲れる(女房が特に文句を言ってました)のと、交差点などで右左折後加速したときなどハンドルの戻りが悪かったからです(自分で戻してました・・)。グリップが良すぎたのか重いFFにはオーバークオリティで合わないんでしょうか。ちなみに初期と磨耗時の変化はあまり感じられませんでした。
轍には鈍感めに思われたBのBSレグノER55の印象はSP9000と比較して「全てそこそこ」。はっきりと真円度の高い感じがするバランスの取れたいいタイヤでしたが、磨耗時(5分山まで行かないくらい)にうるさくなったのと、鳴りを潜めていた轍の影響が強くなってきたことです。雨天の接地感も急速に失われました。どう見てもまだまだはけそうなのにフィーリングの変化が大きく、15000Km前に交換してしまいました。高いタイヤでしたがどんなに良くても半分しか使えないのではどうかと思います。
雨の高速が嫌になってきたので次のタイヤを物色していたところ、われわれの世代にとっては抗し難い呪文のようなあのP7が出たというではありませんか。意外と安くすぐ衝動買いしてしまいました。あっという間に5000Kmほど乗りましたが評価は「微妙」。P7はP7ですが20年前のあのP7じゃありません。全然別物ですね。印象は「うるさい」。これに尽きます。路面にかかわらずうるさく高機能舗装でも音圧は明らかに上がっています。一方良い点は「自然な感じ」とでも言うか、サイドウォールに仕事をさせているというよりタイヤ全体で曲がってゆく感覚です。これは上記の3本とは全く別物で非常に上質な印象です。それと「軽快な感じ」。タイヤ重量が軽い感覚。グリップはER55より良く、特に乗り心地は断然良くなりました。また断面が丸いからか轍の影響は皆無。排水性は見た目と違いまあまあと言ったレベルでしょうか。全てがとてもいいんですがどうにもうるさいのでレグノなんかからの履き替えはお勧めしかねます。履き替えないのは音以外のフィーリングがとてもいい(車に合っている?)からですが、やはり最近ちょっと悩んでいます。
タイヤ選びは長期間付き合うものだけに奥が深いと思います。印象が激変しますし。安くない買い物ですので「やられたッ」感が残ったときの虚しさを多少なりとも和らげることのできる貴重なHPを今後も是非続けていただきたいと思います。
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