(2005年12月23日掲載）
村上タイヤ様
いつもインプレッション拝見しています。
埼玉に住むactです。
以前、サマータイヤ（P7000）のインプレッションをさせていただきました。 P7000のその後はと言いますと、摩耗が進みそろそろ次に交換位になりました。
現在まで約2.5万kmで4分山と言ったところです。 全体に軽く、良いタイヤですが、既に国内での販売数も少なくなってしまっていま
す。
ところで、今回は、季節柄、スタッドレスのインプレをさせていただきます。 購入したのは、ピレリースノースポーツ210、いわゆるハイウェイスタッドレスで
す。 スタッドレスタイヤの殆どは、Qレンジ（160km/h MAX）のもので、AUDI TTで 毎日 高速道路利用の通勤に変わった身では、サマータイヤと変わらずに使えるHレンジの
スタッドレスタイヤは、どんなものなのか？と言う事で、インプレを眺めていまし た。
が、サマータイヤとほぼ変わらない性能のドライ性能が有ることは、他の方のインプ
レでも
わかりましたが、肝心の雪上性能がどうなのかがわかりませんでした。
年に数回のスキーや、妻の実家がある冬の岩手で果たして満足のいく性能が得られる
のかが
最大の関心事になりました。
本日、寒波襲来後のスキー場に行く機会がありましたので、雪上性能に関してインプレいたします。 雪の無い、高速道路等のドライ路面では、P7000と同等は無理でも多分、コン
フォート系のタイヤ と同じ位の制動や、コーナリングが出来ると思います。
このタイヤは、国産のスタッドレスタイヤの様にサイプが細かく刻んではいませんが
もちろん、サマータイヤよりは、溝の数は圧倒的に多く、ドライにかなり振っている
事が見た目でも
良く判ります。
で、雪上性能ですが、ネット上の評価では、アイスバーンは駄目みたいと言う事でし たが、 今回、シャーベット、新雪の圧雪路、アイスバーンを試すことが出来ました。
基本的に雪道での常識的な使い方で破綻することはありませんでした。 （クアトロの機能もプラスして考えるべきでしょうけど。）
ただし、注意すべき点がありました。
縦方向（進行方向）への入力（駆動、制動）は前に着けていたYOKOHAMAとほぼ同じで
したが
横方向（いわゆる横Ｇ）が大きく掛かる様な操作をすると、グリップはかなり落ちま
す。
つまり、このタイヤを選択された場合は、カーブ手前で十分に減速を行い、
慎重に曲がる。このことを守ることで、結構な勾配のあるスキー場へのアクセスも
問題無くクリア出来ると思います。（本日の朝は外気温が-7℃でした。）
私の様に、雪の常時降らない地域で、通勤に高速道路などの舗装路を使い
たまには、スキー場や、親戚の居る雪国に行かれる方には、超お勧めのタイヤかもし
れません。
今回、ブラックバーンなどは試せませんでしたので、その辺はわかりません。
十分に注意して一月の岩手安比に臨みたいと思います。
以上です。参考までに。
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(2006年1月9日追加掲載）
村上タイヤさま。
掲載ありがとうございます。
前回のインプレの最後に書いた通り岩手の安比に行って来ました。
そこで感じた部分を追記しますので、掲載下さい。
一月の安比高原は、気温も朝は、−１０℃にもなり、路面凍結、圧雪凍結路面 アイスバーン、ブラックバーンなど様々な路面が繰り返し出てきます。
クアトロとの組合せとはベストマッチングの様で、何の問題もおきません。 横方向の滑りも、乗り方が悪かったと判りました。
通常のFF等の駆動の車では、速度を十分に落とし、前輪に加重を移して曲がる準備を
行いますが、クアトロの場合この方法で曲がると、アンダーステアが強く曲がれませ
ん。
トラクションを掛けながら曲がることで、安定して思うように曲がることが出来ま
す。
また、ブレーキングもＡＢＳが効くように強めに掛けてやるとかなりの短距離で止ま
れます。
加速もラフなアクセルワークでも破綻せずに、ぐんぐん前に車を進めます。
雪の無い高速での乗り味は、サマータイヤ、雪道の走破性はも問題無し。 スタッドレスタイヤとしては問題無いタイヤだと思います。
このタイヤが全く効かないと言う意見を本当によく、ネット上で拝見しますが
それは、車とのマッチングがよろしくないと言うことに尽きると思います。
このタイヤの次もピレリーのHRレンジのタイヤで行こうと思う次第です。
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