関西在住の●●といいます。
タイヤ購入にあたり、村上タイヤさんの情報が非常に役に立ちましたので、感謝の気持ちを込めて、以前装着していたピレリP7の使用感想をレポートさせて頂く事にしました。(内容的にはNCTとの比較になっています。)
愛車はメルセデスベンツA160(99年型)です。 このクルマは元々175/65R15というサイズが標準でしたが、エルクテストの横転事件を受けて、(日本に輸入される前に)195/50R15というサイズへ変更されました。同時に、サスペンションも固くされており、正直乗り心地が良いクルマとは言いがたいです。
自分のクルマには新車時、グッドイヤーのEAGLE TOURING
NCT3が装着されていました。スムーズな路面では直進安定性は比較的高いタイヤでしたが、そうでない路面では、轍や道路の凹凸でハンドルを取られる事が多かったです。雨の日は普通に停止しようとブレーキを踏むと、滑るのかABSが作動する事がしばしばありました。又、カーブでは限界領域を超えるといきなり滑ってしまうような印象もありました。
何よりも嫌気をさしたのは、(A160のキャンバー角度にも問題があるようですが)磨耗してくると強い段ベリが発生し、低速域で非常に大きな音が出るようになった事です。結果、タイヤを買い換える事にしました。
候補は
ピレリP7
コンチCPC
ミシュランプライマシー
ミシュランXT2
の3種類。当時は通勤で使っていたので燃費性能が良いXT2でも良かったのですが、スポーツ性能が欲くなったので却下。コンチは当時適合サイズがなかったのでこちらも消滅。P7かプライマシーとなったのですが、P7の方がより新しい技術がより多く投入されているような印象を受けたのでP7に決定しました。
【P7の感想】
・ハンドルが軽くなり、スムーズに曲がれる
これはすぐにわかりました。今までエイッとハンドルを切っていた印象がありましたが、スーと自然に切れていく感じです。また、カーブでのグリップ力も比較的よくなりました。自分は運転技量は高くはないのですが、山岳路での運転がウマクなったような誤解を感じさせられます。
・静か
今までのウルサイ音がウソのようでした。
今までが悪すぎたというのが大きいですが。
・轍に取られない
これもすぐにわかりました。タイヤでこうも違うのか?と驚きました。反面、スムーズな道路での直進性は少しなくなったような気もしましたが、問題の無いレベルです。
・乗り心地がよくなった
今までゴンゴンと強かった振動が、コンコンと当たりがソフトになった印象です。乗り心地の悪いA160ですが、少しは改善されたかな?という感じです。
・高速安定性がいい/疲れにくい
高速道路を飛ばしても安定した挙動です。欧州車が純正装着しているのもうなづけます。又、長距離を運転しても疲労度が少なくなった印象があります。
・豪雨でも安心できる
前のタイヤでは、大雨の中を速いスピードで走ると、どこへ行ってしまうか解らないような挙動をしていた事があったのですが、P7では安心して走れます。
【P7の走行キロ数が増えてからの変化 】
・段べりが比較的少ない
NCT3ではローテーション時などで外したタイヤを手で押して転がすと、すぐに横転してしまう程酷かったのですが、P7は段べりが少ないようで、普通に転がってくれます。
・ロードノイズ
多少やかましくはなりましたが、NCT3とは比べ物にならない程度に抑えられています。
・グリップ低下
数年使っていたので当然かもしれませんが、相対的にグリップが低下しました。塗れたマンホールとかでは滑ってしまうようで、普通に止まろうとしても、マンホールの上でABSが作動する事が時々あります。
・ひび割れ
昔のピレリタイヤは酷いひび割れをしていた印象がありますが、このタイヤは普通のタイヤ並だと思います。
NCT3と比較して、P7は相対的に良いタイヤだったと思います。
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