村上タイヤさま
こんにちは、貴店のホームページを時々拝見させていただいております。
5月にタイヤを交換いたしましたので、その印象について投稿させていただきます。
私の車は、村上さんのホームページ『オメガのその後』でおなじみのホイル、シュタインメッツST-1 8.5J-17を履いています。リヤサスにハイトコントロール付のためサスペンションはノーマルです。
前のタイヤヨコハマ・Avid S-306の最大の不満点は、轍へのハンドル取られがひどいことで、市街地を運転した後は疲れを感じるほどでしたので、タイヤ交換に際しては、この点が改善されることを期待していましたが、結果としては非常に満足できるタイヤでした。
ワンダリングの解消が果たせただけで、個人的には十分満足していますが、ノイズの面では並みのレベルだと思います。最近のプレミアムタイヤでは、騒音の低さをセールスポイントにしているものも見受けますし、同じダンロップのビューロやルマンが静かさを売りにしている中で、このタイヤは路面とコンタクトしていることを常にドライバーに「音」で知らせてくれます。
オメガという車両自体、特段静かな車ではありませんし、音質も私個人は不快ではありませんが、タイヤの音にうるさい方にはお勧めできかねます。
先のワンダリングの解消と関連があるのかも知れませんが、タイヤの切りはじめにほんのわずかな不感帯があるように感じます。ハンドルを十分に切れば正確に反応しますが、微小舵角に敏感に反応するタイプではないようです。この点も好みの問題がありますが、ハンドル操作の中でもきり始めのシャープさを求める人には物足りないかも知れません。
タイヤのグリップに関しては、旋回・制動共に全く不安がありません。雨天時でもその印象に変わりは無く、一般的な流れに乗って走行している範囲では十分なマージンがあると感じさせるような安心感が感じられます。漠然とした表現で申し訳ないのですが、限界はまだ先にあるといった余裕を感じさせるところがあります。
最近、話題になることの多い燃費に関して、燃料給油時の満タン法での計測では、以前のタイヤと比べてほとんど変化はありません。アクセルをOFFにした後の転がり感など体感的には車が軽くなったような気がするのですが、タイヤを組み替える際に空気圧がいくらか高くしてあるのかも知れません。いずれにしても燃料消費量に影響をするほどのことではないようです。
以上、全く個人的な印象ですが、タイヤのノイズをあまり気にせず、ハンドルのセンター付近のわずかな遊びを気にされない方には、価格的に折り合えば満足度の高いタイヤだと思われます。
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