この度、ミシュランからダンロップ・ファルケンのタイヤに履き替えましたが、本来はミシュランタイヤのファンであるということをお伝えします。
永年、欧州車を中心に所有していたことも影響しているのかもしれません。ただし私はセンシティビティが低いのか、みなさんが論じられている「これぞミシュラン」というものを理解できていないのも事実です。キャタピラで出来たようなTRXの不思議な感覚だけは何故か今でも覚えているのですが。しかしどの時代のタイヤであっても、真円度と静粛性の高さは、ミシュランだなとわかり易い部分でした。
前置きが長くなってしまいましたが、残念なことにプレセダPP2は、私の期待するものからは程遠いタイヤとなっていたのです。そもそも法定速度内で街乗りしかしない私の選択ミスであったというのが原因でしょう。印象としましては若干ですが転がりが悪く、路面のざらつきをかなりダイレクトに拾う。重量が重い?せいなのかドタバタする印象を受けたのです。
それでもミシュランを履きたかった私なのですが、印象の良かったMXV8が生産中止になっていた事に加えて後継のプライマシーLCと、次に候補に挙げていたXM1に希望サイズが無かったことでミシュランを断念しました。
FALKENは「本命が無いから、快適で安いものでいい。」という私の希望をもとに、知人が紹介してくれたタイヤです。結果、正直最後まで興味と不安が入り混じったZE912は、PP2のそれらの不満を概ね解消してくれて満足のできるタイヤです。
しかし不満が無いわけではありません。センター付近の反応が敏感なうえ操舵力は逆に軽くなった事と、段差を越えた後の収束が良くないことです。(これは不満といっても慣れにて解消できるレベルだと思われます)ZE912のインプレッションとしましては、良く出来た「スタンダードタイヤ」です。街乗り中心かつコンフォート性を重視している方、コストパフォーマンスに優るタイヤをお探しの方にはZE912はお勧めできるタイヤといえます。
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