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2000.07.13
車種 ホンダ シビック・タイプR
新規購入タイヤ ブリジストン Grid-2 195-55/15
交換前のタイヤ ブリジストン POTENZA RE710kai 195-55/15
購入動機 摩耗とパンクのため。
選択理由 コストとの兼ね合い
購入金額 51600円(工賃・税込み)
購入場所 近所の「タイヤ館」
そこで買った理由 いくつか回った店の中で、店員の対応が良かったため
 
そんなに大きく違い…ました(笑)

クレーム交換してもらったRE710kai(参照下さい)の残り溝も少なくなってきたので、ローテーションしてもうちょっと持たそうと思い、ホイールを取り外したところ、トレッド面に巨大なクギが「ぶ〜っすり」と刺さっているのを発見しました。特に目立って性能が低下してきたわけでもないのですが、あと1000〜2000km持たすためにパンク修理するくらいなら、交換してしまおうと思い立ちました。

前回のように、高価なハイグリップタイヤを履かなければならない理由があるわけでもないので、一応、ベーシックスポーツという位置づけのGRID2を選択してみました。値段に開きがありますが、同じブリジストンですし、そんなに大きく性能は変わらないのではという期待も込めて。

結論から言いますと、そんなに大きく違い…ました(笑)。明らかに1クラス落ちます。グリップ限界が落ちるのは覚悟していたのですが、フィーリングや情報量なども格下です。なるほど、今までのタイヤが高性能だった事を逆に実感しました。 高いタイヤには、ちゃんとそれだけの価値があるんですね。 まあ、でも、値段なりの差という事で、期待が外れたわけではありません。 スポーツ性能は、まあそこそこという感じです。極端に悪くはありませんが、グリップ状況の掴みづらさはマイナス点です。ドライバーへの情報量に関しては、ポテンザとは比べるべくもありません。限界点の山がはっきりしない感じで、チープな印象を受けます。また、コーナーを抜ける時のスキール音が甲高く(「ひょひょひょひょ」ではなく「きゃ〜っ」って感じ)、はたから見てもチープな感じですね(笑)。まあ、「そういう」タイヤではないという事でしょう。

普段の性能に話を戻しますと、ウェット路面での安心感は特筆すべき点だと思います。ドライとの変化が少なく、しっかりと路面を捉えている手応えがあります。しかも、この特性は摩耗限界まで変わることがありませんでした。ただし、アクアプレーニングを起こさない状況に限っての話です。溝の深さに比例して、その耐性はしっかり落ちてきてるので、過信しないよう注意が必要です。(私は、よくやらかすんですが(笑))

静粛性は、「売り」にしている割には普通でした。摩耗した710kaiと大差ありません。711の静粛性を知っているだけに、これは若干期待はずれでしたね。これで、前モデルに比べて画期的に静かになったというのですから、前モデルは、さぞや画期的にうるさかったのでしょう(笑)。まあ、でも、特に気になるレベルでもありません。私自身、ノイズは気にしない方ではありますが。

グリップ限界が低い割には、若干摩耗が早い気がします。使い方が一定ではないので一概には言えませんが、ポテンザと大差ありませんでした。溝が浅くなってからが早い気がします。AQドーナツの影響でしょうか。

ただ、減っても性能低下を感じないというのは確かですね。初めて、スリップサインが出るまで履き続けたタイヤです。最後まで、「性能落ちてきたなー。早く次履きたいなー。でも、もったいないなー。」という葛藤がないのは、お得かもしれませんね。あと、AQドーナツは「段べりする」とよく言われているようですが、私の場合はよくわかりませんでした。そもそも、「段べり」ってどういう状況なんでしょうか。

総じて、言うほどスポーティーでもなく、さして快適でもなく、つかみ所のない普通のタイヤですね。値段なりのところでバランスしているという感じです。優等生すぎて面白みには欠けますが、決して悪いタイヤではありません。


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