プライマシーで約5.000km弱経過したのですが (インプレ参照下さい)、
何か物足りないので、ピレリP7に交換しました。そのインプレッションです。
結果は大失敗です。SAAB 9-5との相性がよくなかったようです。やはりタイヤは単体では語れない、車との相性、もしくは自分との相性だと痛感してます。
半年前、旧タイヤのプライマシを購入する際に215/55R16サイズのタイヤの重量を体重計で調べました。
BS GR7000 11.5kg
ミシュランプライマシー 9.8kg
ピレリP6 9.3kg
ピレリP7 8.6kg
P7の軽さに驚き、プライマシーではなくP7を購入しそうになりました。しかしその時は予定通りプライマシを選択。その後半年間プライマシーを履きつつもP7の軽さの事が気になり、5.000kmを経過した時点で交換を決意。
その結果(主にプライマシとの比較)。
・タイヤ重量が減った事で、路面からの突き上げ、ショックは確実に減少。
・大きな目地段差でのショックもプライマシーほど、鋭いものではなくなった。
・直進性、安定感もピレリ社独特のもので、高速になればなるほど安定する印象。
(常に先を急ぎたくなるタイヤである)
・横剛性はやはりピレリ社の得意分野のようで、鋭すぎる事なくピタッと路面に張り付いた感じ。
まったりと強力なグリップを発揮。やはりピレリ社は横剛性が「命」か。
・また転がり抵抗も少ないようで、高速でアクセルを離してからの伸びが非常によい。
以上、ここまではカタログ通りの性能を発揮できている印象をもった。
以下、ネガティブポイント。
・真円度は、ミシェランには一歩、二歩も譲る印象。
精度的には高くない印象が常につきまとう。乗り心地とは別に、全体の落ち着きがない。タイヤ重量が軽すぎるのかも。・またノイズは思いのほか、うるさい。
「低騒音」をカタログでうたっているが、嘘のようにうるさい。走り出したとたんに、ゴーゴーと音が響き、もともと静かなエンジン音が聞こえなくなった。路面の悪いところではドラム官の中にいるようである。元来静かな部類の車が、別の車になったようである。
以上、ノイズと真円度(精度)は、ミシェランと比較して劣る。それ以外のドライバーへの高揚感、安定感、突き上げの少なさ、踏面のしなやかさは思いのほかよくできているタイヤであった。恐らくノイズは車との相性もあるだろうから、一概に「P7が悪い」とはいえないが自分の車との組み合わせは失敗だった。ボディ剛性がより高く常に走りに徹するような車(具体的にはBMWのMパッケージやAlfa等)、もしくはドライバーであれば相性が良いと思われる。
今度はより静かなタイヤを求める予定(近々)。
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